technology技術・革新
What'リポソーム
有用成分を効率的に余すことなく届ける
先進の送達テクロノジー
リポソームとはヒトの細胞膜を再現したリン脂質の二重膜構造を持つナノサイズの人工膜で、栄養成分をリポソームで包むことで、身体に効率よく栄養を届け、生体内利用率を高めることができます。
リポソームの構造
リポソームは、二重脂質二分子層によって包まれた微小な液胞です。この二重脂質層は、親水性の水溶性頭部と疎水性の疎水性尾部を持つ分子から構成されています。
この構造により、リポソームは水溶性の成分を内部に包み込み、外部とは分離された環境を提供します。
また、リポソームはその膜の性質によって、水溶性薬物や栄養素などの有用成分を保護し、効率的に運ぶことができます。そのため、医薬品の送達システムや栄養補助食品など、さまざまな分野で利用されています。
先進の送達テクノロジー
リポソームは、先進の送達テクノロジーとして注目されています。その構造は、二重脂質二分子層によって形成され、水溶性成分を内部に包み込むことができるため、医薬品や栄養素などの有用成分を効率的に運ぶことが可能です。この革新的なテクノロジーは、薬物の標的組織への直接的な送達を促進し、薬物の効果を最大限に引き出すことができます。
また、リポソームは生体親和性が高く、毒性や副作用のリスクを低減することが期待されています。そのため、がん治療や遺伝子治療などの分野での応用が進んでおり、先進の医療技術の一翼を担っています。
*再生すると音声が流れます
What'乳酸菌
THE time for biosolutions is now.
生物学で世界をより良くするための新たな始まり
人生100年時代を迎えた今、健康寿命の延伸が課題とされています。生まれてから最後の日を迎えるまで、人々の健康を支え、豊かな人生を過ごしてもらうことを目指しています。カラダの調子を整えてくれる善玉菌は、健やかな毎日のために必要な成分です。善玉菌を計画的に摂取する「菌活」も注目されています。
カラダに存在する菌と種類
(悪玉菌・善玉菌・日和見菌 / 生菌・死菌)
私たちのカラダには膨大な数の微生物が生息しています。例えば、腸内には約1,000種類以上、100兆個を超える細菌、重さにすると1~2kgになると言われています。これらの細菌を「常在菌」と呼びます。人体は37兆個の細胞でできていると言われているので、ヒトはこれを遥かに上回る数の微生物と共生しています。
ヒトと菌とフローラはなぜ大切なのか
常在菌のほとんどは、酸素の無い環境で生育していきます。膨大な数の細菌で構成されるヒトのカラダは複雑で、これまで研究はなかなか進んでいませんでしたが、技術が進歩したことで、ヒトの常在菌が健康状態や寿命に関与することが分かってきました。
ヒトと菌と年齢の相関
腸内細菌叢は年齢により変化します。生まれたばかりの赤ちゃんは、腸内は無菌、あるいはごくわずかの細菌だと言われています。
菌活
-善玉菌・悪玉菌対策-
カラダに良い働きをする菌を「善玉菌」、悪い働きをする菌を「悪玉菌」と呼びます。悪玉菌を増やさず、善玉菌を増やすには食事などから積極的に取り入れる「菌活」も注目されています。